今さら聞けない香典返しの挨拶状 その③ 戒名について
こんにちは 印鑑印刷売場です。
香典返しの挨拶状についてシリーズ化させてご説明させていただいている第3弾!
今回は戒名についてです。
さて「戒名」とは?
仏教において仏様の弟子となった証であり、亡くなられた方の新しい名前のことです。
仏教といっても宗派があり、その宗派によって戒名にも違いがあります。
そして宗派によっては戒名のことを「法名」あるいは「法号」という宗派もあります。
ここで超有名人の戒名をご紹介します!
「総見院殿贈大相国一品泰巖大居士」
この立派な戒名の主人は……織田信長です!!
で、何が立派かというと戒名は、この「院殿・大居士」が最高位とされています。
さてここであの世(仏様がいる世界)は平等と言われていますが、なぜ「院殿号」「院号」などの位階があるのか?という疑問が出てきませんか?
諸説あるようですが、それは生前に寺院や宗派に対して多大な貢献をしたとか社会的に高い貢献をした人に贈られると言われています。
お礼の意味も込められているようです。
さて先に宗派によって戒名にも違いがあると書きました。
どのような違いがあるのかと申しますと、女性の戒名には「妙」という字がはいるとか、男性には「釋」女性には「釋尼(尼という字は小さく)」と入ったりします。
一度ご自身のご先祖様の戒名を見られるのもいいかもしれませんね。
そして迷われるのが、戒名の上にたまに「空」とか「飛」とか何かの暗号ののような文字があったりしますが、これは「梵字」といって戒名には含まれません。
ですので、挨拶状には印刷されません。
戒名一つとってもその方の生きた証が垣間見れますね。
では次回その④に続きます。
よろしければそちらもご覧下さいませ。
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