今さら聞けない香典返しの挨拶状について…その①
こんにちは印鑑印刷売り場です。
春陽の候、皆様におかれましてはいよいよご清祥のこととお慶び申し上げます…なんて堅い文章から始めてしまいましたが、意味は「春の陽が暖かいころ、皆様、幸せに暮らしていることを嬉しく思います」です。
さて今回から何回かに分けて「満中陰志」の挨拶状についてお話しさせていただこうと思います。
「満中陰志」とは葬儀の際にいただいたお香典などに対してのお返しのことです。
仏式では人が亡くなってから7日目ごとに法要をおこないます。
仏教では死者は冥土にいくと閻魔の前で7日ごとに審判がなされるとされており、特に5回目35日)と7回目(49日)の最後の判決が大切でそれによって死後の行き先が決まるといわれています。
この49日の間を「中陰」といい、中陰の期間が満ちたということで「満中陰」とします。
そしてこれをもって「忌明け」とします。
「満中陰志」はこの忌明けが済んでから送ります。
また49日が3ヶ月にまたぐ場合もあり、忌み事が身につく(3月)といって嫌うことから35日に繰り上げることがあります。
その場合は「取越満中陰志」とされたりもします。
葬儀に際して、お香典やお供え供花などを下さった方々へ満中陰(49日)の法要を滞りなく済ませましたという報告と共にその時いただいたご厚志へのお礼も含めて品物と一緒にご挨拶状を添えて送ります。
最近はお香典を辞退されるお家もあるそうですが、その場合生前お世話になったとか故人と親しくしていた方が故人へお供物やご供花をされることがあると思います。
その際もご厚志に対してのお礼の品と共に挨拶状を添えて送られるのが一般的です。
ですが、直接お礼の品を手渡しされる場合はその時ご挨拶されるので挨拶状は不要です。
今回はここまでです。
次はその②に続きます。
よろしければその②もご覧下さいませ。
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