暮らしがほんのり暖かくなる、手しごとをお届けします
鍛造工芸、べっ甲細工、軽井沢彫り
それぞれの地で伝統の技と想いをつなぐ工房から、日々の暮らしを彩る作品の数々をご紹介いたします。
■鍛造工芸 鍛冶工房弘光
江戸時代のたたら操業からはじまり、打刃物、小農機具、生活用具
そして刀剣鍛錬の鍛冶業を受け継ぐ一方、玉鋼、和鉄、鉄による工芸品の制作に取り組み
出雲の鉄文明・技術を現代に継承しています。
厳しい鍛錬の末に生み出される暖かな灯りは、和の空間だけでなくテーブルコーディネートにも。
一つ一つ手作業で打ち鍛えられる鉄。
その新しい形が出来上がりました。
鍛鉄フライパン【鍛月】
上:TUKA 税込24,200円
下:MAGE 税込22,000円
一点一点鍛造にて打ち鍛えたフライパンはIHでも使用できるよう、手の感覚だけで平らに仕上げられています。
アウトドアでも、食卓でそのままお皿としても、
温かいお料理を召し上がっていただけます。
この他、花器や燭台、灯りなどをご紹介しています。
■べっ甲細工 鼈甲屋たがわ
長崎で3代続く〈鼈甲屋たがわ〉からしっとりとした艶を楽しめるべっ甲細工、アクセサリーをご紹介いたします。
長崎とべっ甲のかかわりは古く、鎖国時代、唯一の貿易港であった長崎の出島を通じて技術が伝わり伝統工芸品として発展してきました。
本べっ甲かんざし 税込165,000円
希少価値の高い白甲を重ね、職人の手による手彫りで仕上げられたかんざし。
ほどよいサイズの扇型で結髪にしっかりとさせる長さがあります。
■軽井沢彫家具 大坂屋家具店
明治時代、多くの外国人が滞在した日本有数の別荘地・軽井沢。
避暑客の別荘用家具として生まれ、進化してきた軽井沢彫をご紹介いたします。
左▶ソファ:税込495,000円 W740×D610×H750mm
右▶円型テーブル:税込990,000円 Φ700×H400mm
もともと日光彫から伝わった松、竹、梅や牡丹、菊などのモチーフが多かったのですが、
外国人の要望から日本らしい桜やキリスト教で大事にされている葡萄のモチーフが彫られるようになりました。
アームチェア 税込517,000円
W580×D540×H940mm
軽井沢彫家具の特徴のひとつとして、分解したり組み立てができる構造になっていることがあげられます。
これはかつて、避暑に訪れた外国人が本国へ持ち帰る際に重宝されたこともありますが、特に、修理やリメイクがしやすいというメリットがあります。
100年を超える軽井沢彫りの家具をメンテナンスしながら愛用される方も多いのだとか。
彩色仏壇 税込605,000円 W360×D280×H450mm
下台 税込440,000円 W600×D300×H800mm
近年人気なのがこちらの仏壇。
伝統的な仏壇はそこだけが特別な空間になってしまっていましたが、近年は「もっと身近に感じたい」という声も多く、リビングなどにも置きやすい仏壇が好まれています。
受け継がれてきた伝統や文化は継承しつつ新しいものづくりにも積極的に向き合う3工房。
ぜひ、この機会に日々の暮らしを少し豊かにしてくれるお気に入りを見つけにお越しください。
7階中央イベントスペース
「暮らしの手しごと」
2023年11月8日(水)~11月14日(火)最終日は17時閉場